メタレンズ

メタレンズとは?

メタレンズは、透明基板表面のナノ構造により光の波面を制御し、薄型で高性能なレンズ機能を実現する新しい光学素子です。従来の球面レンズに比べて、以下のような特徴があります:

  • 超薄型・軽量
  • 単一面で複雑な光学機能を実現可能(収差補正等)
  • 複数レンズを1枚に統合することで光学系を簡略化
  • スマートフォン、AR/VR、医療、車載センサー、光通信に応用

メタレンズの動作原理

メタレンズは、直径100〜300nm程度の微細な誘電体の柱(メタ原子)を、光の波長よりも短い間隔で基板上に精密に配置することで、光の通過速度や進行方向を局所的に制御します。これにより、従来の曲面レンズのように厚みを持たせることなく、平坦な構造で光を集めたり拡げたりするレンズ機能(集光・発散)を実現することが可能になります。

SCIVAXの強みと提供技術

設計から量産までワンストップ

  • 光学シミュレーション(RCWAによる透過率・位相遅延解析)
  • ナノインプリントによる高精度製造(マスターモールド作成〜量産成形)
  • ドライエッチングによる高性能無機レンズ対応
  • 光学評価・試作モジュール提供

製造方法の比較と用途提案

製造方法 特徴 用途
ナノインプリント シンプル・低コスト・成型の難易度が高い コスト重視の量産製品向け(スマホなど)
ナノインプリント+ドライエッチング 高性能・高耐久 高精度・高信頼性が求められる用途

ホワイトペーパー

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