スフェロイド形成例生体内活性癌細胞増殖骨芽細胞プロテオーム解析薬剤評価系幹細胞培養がん細胞遊走能解析
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単層培養と3次元培養の細胞間の遺伝子やたんぱく質発現の違いについて研究を進めています。

大腸がん細胞株 
HT29, COLO205, SW480, SW620について、 それぞれ特有のスフェロイドが
形成されました(図1)。
 
単層培養
3次元培養
HT29
SW480
SW620
COLO205
図1 スフェロイド形成
 
 
これらの細胞から細胞質と細胞膜由来のたんぱく質を抽出し、二次元電気泳動を行った結果、SW480(図2)やSW620(図3)で単層と3次元培養法で差がみられております。
 
 
単層
三次元
図2 SW480 の二次元電気泳動パターン(アルカリ側) 
 
 
単層
三次元
図3 SW620の二次元電気泳動パターン(アルカリ側) 
 
 

SW480は、大腸癌原発巣から樹立された細胞株であり、SW620は、そのリンパ節転移巣から樹立された細胞株です( http://www.atcc.org/common/catalog/numSearch/numResults.cfm?atccNum=CCL-227 )。
SW480とSW620では、転移能に大きな差があり、前者は転移能が無く、後者はリンパ節や肝臓へ転移能を有します。.(European Journal of Cancer 40 (2004) 1593-1598)

 
実際、SW480SW620の株間を比べてみると、 酸性たんぱく質の泳動パターンはよく似ているが、
弱アルカリ性のたんぱく質部分のパターンは
異なっております。
細胞が 立体的なネットワークでつながることで、シグナル伝達にどのような影響がでてくるのかについて、今後明らかにしていきます。